ペンション グリーンディッシュ

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気になる記事(2008/11〜2005/6)

  毎日読んでいる新聞の中で、気になった記事を独断と偏見?でスクラップ的に
 集めた「気になる記事」のバックナンバーです。


その(44)

  朝日新聞朝刊、読者の投稿を掲載する「声」から、2008年11月7日“バスタオルを毎回洗
 うとは”(東京都町田市、主婦、54歳の投稿)と11月14日“バスタオルを洗う度に自問”
 (埼玉県ふじみ野市、幼稚園教員、50歳の投稿)を引用します。

  嫁いだ娘が泊まりにきた翌朝、前夜お風呂で使ったバスタオルを顔ふき用にと持っていった
 ら、体をふいたタオルで顔はふけないと言う。びっくりして、もう一人の娘に聞いたら、1度
 使ったバスタオルは必ず洗濯すると言う。今では特別なことではないらしい。
  私が子供だったころは、7人家族でも1枚のバスタオルをみんなで使っていた。最後にお風
 呂に入ったら、びしょびしょで乾いた部分を探すのが大変だったのを覚えている。
  結婚して子供を持ってからは1人に1枚のバスタオルを与え、きれいに洗った体をふいたぐ
 らいでは汚れることもないので、毎回は洗っていなかった。清潔なことはいいことだと思うが
 あまりにも度が過ぎるのはどうだろうか。
  日本では水は潤沢にあるが、世界では水くみのために学校にも行けない子供がいるという。
 このままいけば、孫たちの時代は「タオルは使い捨て」なんて言い出すのではないかと心配す
 るのは、杞憂だろうか。

  これに対して

  「バスタオルを毎回洗うとは」(7日)を読んで、日ごろ気になっていたことを指摘されたよ
 うな気持ちです。
  私も実家にいた時は、1枚のバスタオルを5人家族で使い回していました。短大時代にその
 ことを友人に話すと、「えーっ、汚いよ。おかしいよ」と言われ、私たち家族の習慣を否定さ
 れたようで、ケンカになったことがあります。
  それが結婚して26年。4人家族がバスタオルもフェースタオルも各自で持ち、すぐに洗濯
 します。おかげで洗濯は1日に3回もしなければ終わらず、ベランダは、まるで美容院のよう
 に、毎日たくさんのタオルが干してあります。
  エコが叫ばれている時代に、それが普通になることがいいのかどうか。水や洗剤を使って洗
 いすぎたタオルはゴワゴワになり、すぐに傷みます。大げさかもしれませんが、環境にも良く
 ないし資源の浪費です。
  他のご家庭はどうされているのか、衛生面ではどうなのか。洗濯をする度に気になっていま
 す。

  家庭でもホテル並みに毎日交換ですかね…。清潔なことは良いことなんでしょうが、今の日
 本はちょっと変では…


その(43)

  朝日新聞朝刊、読者の投稿を掲載する「声」から、2008年9月19日“温水トイレは本当に
 必要か”(神奈川県横浜市、消費生活アドバイザー、54歳の投稿)と9月24日“温水トイレ
 が必要な人いる”(神奈川県横浜市、会社顧問、63歳の投稿)を引用します。

  ある日、パートをしている職揚のビルのトイレが温水洗浄便座に変わった。「今時、温水洗
 浄便座が付いていないなんて」という声に押されて設置したようだ。
  確かに商業施設や公共施設の多くに設置され、最近では学校にも付いているらしい。一般家
 庭への普及率は約70%でこれからも増加するだろう。
  だが、自宅はともかく不特定多数が利用する施設で、本当に必要なのだろうか。友人数人に
 尋ねてみたが、「気持ち悪いから使わない。便座に直接座るのもイヤ」と異口同音。案外使っ
 ていない人が多いのではないか。
  もし、ほとんど使わないのに一日中電源を入れているなら、大変な電気の無駄である。私の
 手元には古いタイプの年間電力消費量は、家庭の1カ月の電力消費量に相当するというデータ
 もある。
  温暖化対策として国民の省エネ意識が高まる中、できれば勇気を持って便座のスイッチを切
 ってもらいたい。「未来の子どもたちのためにご協力下さい」という文言を付けて。

  これに対して

  「温水トイレは本当に必要か」(19日)を読んだ。温水洗浄便座そのものの不要論と取り違
 えられてはいけないので、反論しておきたい。
  私は仕事を含め、外に出かける機会が多いが、洗浄便座のある場所をしっかりマークし、回
 り道でも用はそこで足すことにしている。洗浄便座なしでは極めて不自由なのである。例えば
 痔疾の人には不可欠というし、洗浄便座が生活にとけ込んでいる人は多数いるはずである。
  外国では一流ホテルでもほとんど見かけないが、日本に来た外国人には大人気である。テニ
 ス選手のフェデラーは持って帰りたいと言っていたし、日本の思い出に洗浄便座をあげるスポ
 ーツ選手を複数見ている。このように人気があるのは、その快適性や痔疾などへの適応性によ
 ると思う。
  ただ、温水や便座の暖房を、必要に応じて切ることには柔軟であってよい。このことと、洗
 浄便座そのものが必要かどうかの議論を混同すべきではないと思う。

  今年の1月に「じゃらん net」で予約・宿泊された方が、「ウォシュレットがないので、ト
 イレにも行けない!」とサイトにぼろくそに書き込みをされ、それを見て「え!〜」という感
 じでしたが、一般家庭への普及率が70%とは…認識不足でした。
  はじめの投稿から、そのものの不要論とは読み取れないし、必要な方は付ければいいことで
 しょう。でも、外国では一流ホテルでもほとんど見かけない、なら外国へ行ったときはどうす
 るのでしょう?。不特定多数が利用する施設ではどこでも、特定の病気(痔疾など)の人のた
 めにそれぞれの設備を設置しろ、という感じなのはどうなんでしょう。まずは病気を治す、食
 生活や生活習慣の改善が先では。人は楽をすればするほど軟弱になるもの。それに、不特定多
 数が利用する施設で、トイレに何時入っても温水が出るようにするには、スイッチを切ること
 はできないでしょう。大きな施設でいくつかあるトイレの内の二つ三つとかはいいでしょうが
 小さいところではエコも考えてなかなかですね。


その(42)

  朝日新聞(2008年6月21日朝刊)の「天声人語」と、朝日新聞(2008年6月26日朝刊)、読
 者の投稿を掲載する「声」から"「最良の旅人」日本人は誇れ"(埼玉県深谷市、主婦、44歳の投稿)
 を引用します。

  外国の観光地では<日本語メニューあります>の掲示が珍しくない。すし屋の直訳か、パリ
 にはスシハウスを名乗る店があつた。カタカナの看板は「ヌシハウス」「スンハウス」と微妙
 に間違えていた。日本人客を呼ぼうと、店主が無理をしたのだろう▼団体、個人を問わず、日
 本人旅行者はどの国でもだいたい歓迎される。米国の大手オンライン旅行予約会杜、エクスペ
 ディアの調査「ベスト・ツーリスト2008」でも、日本人が「最良の旅人」に選ばれたとい
 う▼同杜は今春、欧米などのホテルに質問メールを送り、旅行者のマナーや気前の良さなど
 10項目について、それぞれ最良と最悪の国を尋ねた。約4千軒の回答を集計した結果、日本
 人の評判は2位の英国とドイツを引き離した▼わが同胞は行儀、静かさ、苦情の少なさなどの
 項目で点を稼いだ。米国人は金ばなれの良さで首位ながら、騒がしさや服装の評価が集計対象
 31カ国のビリ。総合の「ワースト」は中国、インド、フランスの順だった。「かき捨て」た
 はずの恥まで、まんまと拾われたか▼ただ、ホテルの評判がいいとは、要するに扱いやすいと
 いうことらしい。きちんと現れ、きれいに泊まり、黙して去る。お金だけ落としていく風。加
 えて、日本語メニューの誤りを正してくれる優しさを持ち合わす▼旅に出てまで気を使い、評
 判だけいいのは悔しくもある。それで割引があるわけじゃなし、苦情や不満はしまい込まず、
 サービスのプロ集団にひと仕事させるくらいがいい。わがままな上客というのもある。

  これに対して

  21日の天声人語は、日本人が米国の旅行予約会杜による「ベスト・ツーリスト2008」
 調査で、「最良の旅人」に選ばれたことを取り上げて「旅に出てまで気を使い、評判だけいい
 のは悔しくもある」と書いていたが、私はそうは思わない。
  この調査で日本人は「現地の言葉を話そうとする」や「現地の料理に興味を持つ」では低い
 評価だったが、行儀の良さやホテルでの静かさ、苦情の少なさなどで高い評価だったという。
  私は海外旅行が好きで各地のホテルに泊まったが、トイレが流れにくかったり、蚊が多かっ
 たりした時以外は、クレームも出さず、静かに汚すことなく利用させてもらった。天声人語は
 「旅に出てまで気を使い」と言うが、特に気を使っているわけではない。それが日本人なのだ
 と思う。
  「評判だけいいのは悔しくもある」とも言うが、評判が良いのは結構で、悔しくなんかない。
 日本人ならではの楽しみ方で旅をし、行儀よくホテルを利用し「最良の旅人」に選ばれたこと
 を誇りに思おうではないか。

  これを読んで、ええ〜!という感じ。海外旅行をする人と国内旅行をする人とはそんなに違
 うのかと。海外の宿のサービスや対応が日本と比べて特に良いとも思えないし、つい最近ニュ
 ースになった、イタリアの世界遺産に落書きをする者もいるというのに…。
  国内では、時間に来ないは、持ち込みをして部屋は汚すは、以前に確認したことも平気で破
 るは、ちょっとでも何かあれば自分の不注意は棚上げして、ネットにさんざん悪評を書き込む
 は、へんなとこケチるはなどで、わがままばかり。大きくて強そうな相手やブランドには卑屈
 になって、小さくて弱そうなものには横柄に振る舞う。内弁慶で外国、特に欧米人コンプレッ
 クスでは、なんて思ってしまいましたが、一方で、海外旅行をする人は旅馴れしているのかも。
  今の日本は過剰サービスの競争で、する方もされる方もちょっと悪いとストレスを感じる。
 する方は稼げ!、稼げ!だし、される方はあれもこれもと要求ばかりで、お互い精神的に余裕
 がない状況みたい。


その(41)

  朝日新聞(2007年10月10日朝刊)、読者の投稿を掲載する「声」から“民宿も頭痛いネット
 の取引”(静岡県伊豆の国市、民宿経営、60歳女性の投稿)を引用します。

  我が家の民宿でもネット予約が増えているが、ゲーム感覚でのキヤンセルが多いのには頭を
 痛めている。
  3室しかないのに、1人か2人に数カ月も前から押さえられ、キャンセル料が発生する直前
 に取り消される。その間、幾多のお客様をお断りしているこちらの事情はお構いなしである。
  電話で予約をされる方には、そうしたことはまれだ。人と人とが直接声を交わさない機械上
 のやりとりが、そうさせるのだろうか。
  以前、格安の2500円で泊まられたお客様にクーラーの不調をお詫びし、お土産まで差し
 上げたのに、仲介サイトに「値引きしてほしかった」と書き込まれたのには驚いた。書き込み
 でもらえる特典のポイントを得たかったようである。
  むろん、そんな人ばかりではなく、ネットが縁でリピーターになってくれるお客様も多い。
 しかし、そうしたことが重なると、ネットに出すのはやめようかと考える時もある。

  うちでも同様なことがあります。書き込みについてはあるサイトの書き込みで、あまりにも
 腹が立ったので、そのサイトへの部屋の提供を中止したこともあります。相手にとっては痛く
 も痒くもないことでしょうが、ささやかな抗議です。お客様は神様です、だからお金を払えば
 何を言っても(書いても)いい、ということにはならないのでは…。仕事柄かもしれませんが、
 何かで自分が客の時はなるべく手間や面倒を掛けないように、それとなく気を使うし、多少対
 応が悪くても、まあそんなものだと流しています。神様は寛容なはず。


その(40)

  伊豆新聞(2007年8月6日)、“県内のタクシー全面禁煙を開始 伊東駅前でPR”を引用し
 ます。

  「タクシーの日」の5日から、県内のタクシーが全面禁煙を開始したことに合わせ、県タクシ
 ー協会伊東(加盟8事業所、杉本正人支部長)は同日、JR伊東駅前で、タクシー車内の全面禁
 煙に対する理解と協力を呼び掛けるキャンペーンを繰り広げた。
  同協会では、全国的な禁煙の広がりから、タクシー車内における喫煙による健康被害の防止
 と快適な車内環境を図る目的から、全面禁煙化を導入することにした。
  この日JR伊東駅前には、「8月5日はタクシーの日」、「静岡県のタクシーは8月5日から
 全面禁煙になります」などと書かれたのぼり旗を揚げ、PR用のうちわ750本を用意した。
  キャンペーンには杉本支部長はじめ、各事業所の運行管理者など約20人が、市民や観光客
 らに、うちわを手渡し、全面禁煙化への協力を訴えた。

  都道府県単位での取り組みは全国で4例目です。


その(39)

  伊豆新聞(2007年6月22日)、“潮の響”(管理人注:伊豆新聞の「天声人語」でしょうか)を
 引用します。

  「伊豆に来て気になったこと」との見出しで、本紙の伊豆のひろばに千葉県在住者の投書が
 載った。伊豆人として気になったので拝読。二点のことを指摘していたが、一点は有料道路・
 伊豆スカイラインの低公害車通行料金のこと▼低公害車なら半額になるとの表示に後で気づき
 料金徴収員からは何の声かけもなく通常料金を支払った。もてなしの心ときめ細かなサービス
 に欠ける−との内容だった。そもそもそんな特典があること自体知らなかった▼県道路公社東
 部管理センターに聞くと、国土交通大臣から「国立公園内の環境保全のために協力を!」との
 要請で平成16年秋から始めた。県内では伊豆と箱根の両スカイラインニ路線が対象だが、全
 国各地にも同様の有料道路があるのだろう▼伊豆スカイラインを通ったので「低公害車割引」
 の表示を探してみた。料金所に近づいても見つからず、料金を支払う際にブースの下方にあっ
 た。低公害車とはハイブリッド車や天然ガス車、メタノール車、電気自動車などで自己申告し
 車検証で確認した後に半額になる▼「係員も、どの車が低公害車か分かりませんので申告して
 もらわないと…」と管理職員。もっと分かりやすい場所に表示しないと、今回のように見落と
 すケースもある。PRも必要▼年間120万台が通る伊豆スカイラインで申請した車は一昨年
 が161台、昨年は279台。環境にやさしいハイブリッド車は増えているが、制度は浸透し
 ていない?

  このことを知らない人が大部分で、PR不足は確かでしょう。でも、該当する車もおそらく
 トヨタのプリウスぐらいで、多くなったとはいえ絶対数が少ないので仕方ないかも。割引料金
 のことは県道路公社のHPにも載っているので、まずは出かける前にインターネット等でいろ
 いろ調べることが必要でしょう。そうすれば、他にも安くなることがたくさんあるはず…。


その(38)

  伊豆新聞(2007年6月1日)、“全国から"パークゴルファー"、ぐらんぱる公園でシャボテン
 カップ”を引用します。

  伊東市富戸の伊豆ぐらんぱる公園でこのほど、第2回伊豆シャボテンカップ・パークゴルフ
 大会(サボテンパークアンドリゾート主催)が開かれた。県内外から107人が出場。小雨がば
 らつくあいにくの天気だったが、選手たちは和気あいあいとプレーを楽しんだ。
  パークゴルフは1983年に北海道幕別町で生れたニュースポーツ。直径6センチのプラス
 チック製ボールをクラブで打ち、ゴルフのように何打でカップに入れられるかを競う。グッズ
 やファッションがおしゃれなことも人気の一つ。同公園内のパークゴルフ場は開設2年目を迎
 え、会員数ももうすぐ千人という人気ぶり。
  大会には北海道や千葉県、神奈川県などから遠征のパークゴルファーも。選手を代表し、今
 年金婚式を迎える藤本譲治さん・絹代さん夫妻(千葉県)が清々堂々プレーすることを誓った。
  パークゴルフを始めて3年目、神奈川県から参加の小笠原義幸さん(67)は「日ごろからよ
 く練習に行く」と話し、上位を狙った。千葉県の石橋彰徳さん(70)は「何十年も前にゴルフ
 をやめたがパークゴルフは程よい運動量なので一年前から始めた」という。

  以前パターゴルフ場だったところを2年前にパークゴルフ用に手直ししたようで、3日前に
 知人のさそいで体験に行ってきました。用具はクラブ1本とボールのみ、費用もそれ程かから
 ないようで、男女差もほとんど無く、程よい運動量で、けっこう楽しめました。そこで、愛好
 者クラブの会員(会費なしでかなりの特典あり)にもなりました。中高年ねらいか…いや、万人
 向きか。


その(37)

  朝日新聞(2007年3月23日朝刊)の社会面、“青鉛筆”を引用します。

  さいたま市は4月から、子どもがテレビを見たり、ゲームをしたりする時間を制限する「ノ
 ーテレビ・ノーゲームデー」を毎月実施する。
  夜更かしなど生活習慣を見直して、一家だんらんの機会を増やすのが狙い。市内の小中学生
 ら10万人が対象で、どう取り組むかは各学校に任せるという。
  先行して導入した小学校の保護者からは「会話が多くなった」と好評だ。実施日の23日は
 「ファミリー」の語呂で決めた。市関係者は「親もいっしょに生活習慣を見直してみて」。

  当ペンションの客室にはテレビがありません。かなり評判が悪いようで、いろいろ言われま
 す。ここまで来てテレビかよ…と思いますが、一晩でもテレビが無いと過せない大人が大勢い
 ます。


その(35)

  伊豆新聞(2007年1月10日)、“潮の響”(管理人注:伊豆新聞の「天声人語」でしょうか)を
 引用します。

  伊豆半島は忘れ去られる温泉地になっていくのであろうか。
 国内旅行情報誌「じゃらん」(リクルート発行)がまとめた最新の「人気温泉地ランキング20
 07」の第1位は箱根であった▼1万人を超える回答者の4割が関東・甲信越エリアの居住者
 であるにもかかわらず、伊豆の温泉地は13位の熱海が最高。ベスト10に一つも入ることが
 できなかった。31位の修善寺、39位の伊東、41位の下田が、かろうじて50位以内▼箱
 根が1位になったのは、最も重要な「もう一度行ってみたい温泉地」ランキングである。2位
 が大分の湯布院・湯平温泉、3位が群馬の草津温泉だった。観光地にとっては"命"ともいえる
 リピーターを集める上位が、この三温泉地である▼交通の便がよく、温泉以外の周辺観光スポ
 ットが充実している点、都心から近いわりに自然に囲まれており、街並みに風情がある点−な
 ど「多岐にわたる魅力が箱根の強みになった」と分析。湯布院は1:まちの雰囲気が好き、2:
 自然に囲まれている−の順で高得票▼草津は1:温泉の効能や泉質が気に入っている、2:まち
 の雰囲気が好き−に票が集まり、3位入りした。"泉質主義"を掲げる同温泉の売りが奏功した
 格好。これら三温泉にあって伊豆にないもの。そこに人気回復のヒントを探ってみるのはどう
 だろう▼周辺の観光スポットを充実させ、まちの雰囲気を高め、泉質をアピールする−という
 ことになるのだろうか。関係者は足元の再点検を。

  伊東を、箱根を通り越してまで来てもらえる魅力ある地にするには、…難しい!!


その(34)

  伊豆新聞(2007年1月9日)、“沼池(管理人注:一碧湖の沼池)をトンボ楽園に”を引用し
 ます。

  伊東自然愛好会会長の福田喜八郎さん=伊東市荻=はこのほど、同市吉田の沼池をトンボの
 サンクチュアリ(聖域)にするための活動をスタートさせた。「沼池には現在、絶減危ぐ種を含
 む38種のトンボが生息している。全国的に見ても、トップレベルの貴重な生息地。この環境
 を守っていくため、広く市民に協力を呼びかけてトンボサンクチュアリをつくっていきたい」
 と福田さんは思いを語った。
  トンボの生息環境を整備・保持しつつ観察会などを通じてトンボと触れ合う「トンボサンク
 チュアリ」は、全国に40カ所以上あるという。それぞれの場所で、地元住民らによってトン
 ボを守りトンボと親しむための活動が繰り広げられている。「トンボ公園」「トンボ池」「ト
 ンボ王国」などの名称を使っているところもある。県内では、磐田市の桶ケ谷沼が有名。
  福田さんによると沼池は、桶ケ谷沼にひけをとらないトンボ生息地だという。「生息してい
 るトンボの種類が多い上、チョウトンボ、ムカシトンボ、ウチワヤンマなどの貴重種もいる。
 そのことを広く市民に知ってもらった上で、みんなで力を合わせてトンボサンクチュアリとし
 て守り育てていきたい」と力を込めた。
  具体的な活動として福田さんは▽「トンボの楽園」「トンボ王国」などの愛称を募集する
 ▽子供を対象にした観察会を開催するなど自然教育の場として活用する▽生息するトンボを紹
 介する掲示板などについて検討する▽生息環境の向上を図る−などをあげた。地元吉田区や市
 観光課、自身が会長を務める県立伊東高校生物部OB研究会などに協力を求めていくという。
  詳しくは福田さん<電話 0557(37)5997>へ。

  活動はすごく良いことなのですが、生息するトンボの種類が多いとか絶滅危ぐ種がいるとか
 の情報が広まると、それを捕獲しようとする者が現われてくるのが心配です…。


その(30)

  朝日新聞(2006年5月13日朝刊)の第2静岡面、“拾い集めた釣り糸2470メートル”を
 引用します。同様の記事が伊豆新聞にも掲載されています。

  野烏と仲良く利用できる水辺をつくろうと、伊豆野烏愛好会(会員150人)が愛烏週間(
 10〜16日)に合わせて、伊東市の一碧湖(外周約4キロ)で捨てられた釣り糸を拾い集め
 た。釣り糸が水辺の野烏たちの体に絡まれぱ、命取りになりかねないという。3時間ほどで
 2470メートル分(190グラム)を回収した。
  日本鳥類保護連盟が呼びかけた全国一斉の取り組み。同愛好会は昨年初めて、釣り人が集ま
 る伊東市の松川湖で行い、1430メートル分を回収している。
  愛烏週間初日の10日、あいにくの小雨模様の中を会員や地元の主婦ら17人が参加した。
 ハサミ、たも、ニッパーなどの道具を使ったり、湖水に入ったりしながら、枝や岩などに引っ
 かかった釣り糸を1本ずつ集めた。
  回収したのは、釣り糸のほか、鉛の重り21個、疑似餌20個、ハリ12本、ルアー10本
 浮き6本。ふだんは湖を管理する吉田財産区が見回りをしながら釣り糸を拾い集めているとい
 うが、それでもこれだけの量が見つかった。
  一碧湖はカモ類、サギ類やカワセミ、セキレイなどが憩い、ツバメがねぐらにするなど、約
 100種の野鳥が観察されるという。一方で、週末はヘラブナやブラツクバスなどの釣りを楽
 しむ太公望でにぎわう。
  サッカーボールほどの大きさになった釣り糸の計量を終えたところで、同愛好会の酒井洋平
 会長は「釣りを楽しむ人たちは、自然環境についても、それなりの認識を持って行動してほし
 い」と呼びかけた。

  自然は野鳥も含めてみんなのもの。特に人は楽しむだけでなく後始末もきちんと!


 その(28)

  日刊スポーツ(2005年10月9日)、高木一成の見た聞いた思った“マージャンは潤滑油”を
 引用します。

  新宿に、よく行く雀荘がある。そして土曜日に顔を出すと、必ず見掛ける4人組がいる。年
 のころは70〜80代。早朝に店に集合し、終電の時間になると、また来週末の席の予約をし
 て帰っていく。「勝った」「負けた」で各人の機嫌はさまざまだが、4人ともゲーム中の表情
 はいつも生き生きしている。本当にこの時間を楽しみにしているんだなーと感じる。
  前に1度、こっちの卓の仲間が興奮し、奇声を発したのを、静かにたしなめられたことがあ
 る。役満を上がった喜びの声ならともかく、チョンボ発覚の叫び声だっただけに余計情けない
 が…。謝った後「毎週来られてますね」と話しかけると「健康のためにね。ウォーキングもい
 いけど、僕らは指のウォーキングの方が合ってるから」と、1人が笑ってパイを指でなぞった。
  僕が大学生のころ、よく行っていた雀荘のおばちゃんが「最近の子はマージャンをやらなく
 なった」といつもぼやいていた。だが、逆に最近は高齢者の介護予防、コミュニケーションの
 場として広まっているらしい。“
お金を賭けない”“たばこを吸わない”“お酒を飲まない
 健全なマージャンを提唱し、1988年に設立された「日本健康麻将協会」(ギャンブルのマ
 ージャンと違いを出す意昧で表記は“麻将”)は、昨年実績で会員約10万5000人と盛況
 だ。同協会事務局は「団塊の世代が定年で会社を卒業する時代になり、その後の人生の中で仲
 間をつくりたいという人が多くなっている」という。調べてみると、「行政」が積極的にマー
 ジャンの場を住民に提供するケースも増えている。例えぱ、東京・品川区は福祉高齢事業の一
 環として「生き生き健康マージャン広場」を行っており、定員締め切りになるほどの反響を得
 ている。
  「マージャン=ギャンブル」の悪いイメージを持っている人は多いと思う。でも、コミュニ
 ケーションの場としての可能性はバカにしたもんでもない。ある催しのアンケートで「同じ卓
 に座った人と話してみたら、今まで知らなかった隣の家の人で、その後、付き合いが始まった」
 なんて答えがあったらしい。世間の無関心さを表す怖いエピソードでもあるけど、こんなこと
 が近所付き合いの活性化につながることもあるのだ。
  頭脳スポーツとして頭を活性化させる一面もある。冗談抜きで、徹マン明けで寝ようとして
 目を閉じると、暗闇の中に牌が浮かんでくることがある。おそらく、起きている時に、それだ
 け脳がフル回転していたということ。体が硬くなっても、発想は柔らかく。ボケ防止の意昧で
 も、高齢者にはいい効果があるはずだ。
  いやいや、よく考えれぱ何も高齢者ばかりの問題じゃないかも。先日も自殺サイトが話題に
 なったが、早い時期から考えることを拒否して、人生に生きがいを見いだせなくなったり、生
 身の他人とコミュニケーションをとるのが下手だったりって若者が増えている。そういう人に
 も、効果があるんじゃないだろうか(もちろんマージャンである必要はないけど)。生き生き
 した顔で興じる新宿の4人組を見ていると「こんな老後もありだな」と、ほのぼのとさせられ
 る。

  健全なマージャンはいいですね!。うちにもマージャン牌はありますが卓が無い…


 その(27)

  伊豆新聞(2005年6月19日)、読者のページへの投書 "ウォーキングの歩道を" 引用し
 ます。

  私たちは時々伊豆高原での早朝散歩を楽しんでいます。私たちの一番好きなコースは伊豆ぐ
 らんぱる公園から「県道遠笠山富戸線」に入り、大室山を右に相模湾を左に望みながら「さく
 らの里」に至る約4キロの道です。晴れた日は大島が目の前に見え、矢筈山、遠笠山の山並み
 も美しく、爽快な気分にさせてくれます。すれ違うジョギングの人たちと声を交わすのも楽し
 みの一つです。
  ところでこのコース、ただ一つ心配なのはシャボテン公園に向かう交差点の少し下から「さ
 くらの里」近くの「蝋人形美術館」付近までは、二車線の車道の横に僅かの余地があるだけで
 安全に歩ける歩道がないことです。近頃このコース、眺望の良さ、空気の爽快さなどの魅力か
 らか、歩く人の数が増してきています。特に中・高年の方々が多く見受けられます。
  そこで、このコースに、二人がすれ違うことができる程度の歩道を造ってもらいたいのです。
 欲を言えば途中にベンチやちょっとした広場などがあれば申し分ありません。国道沿線のよう
 な広い歩道でなくとも、幹線道路には最初の計画の段階から道の両側に歩道をつけることを考
 えていただきたいと思います。
  「ゆったり湯めまちウォーク」の「里やまコース」にも連続する歩道があれば、交通量の多
 い県道を横切らなくても安心して「さくらの里」までの散策が楽しめます。将来的には鹿路庭
 (ろくろば)や十足、松川湖にも連続する歩道ができれば、ウォーク好きの観光客も訪れるでし
 ょうし、何よりも市民の健康増進につながると思うのです。
  ともあれ、伊豆高原は自然のくれた四季それぞれのたたずまいがあり、特に歩くコースとし
 ては最高のところです。

  その通りで、そうなればいいと思いますが、実現するには相当の年月がかかるでしょうね。
 当面は、車道を通らないルートを開拓?、探すことかな…。


 その(25)

  伊豆新聞(2005年6月2日)、"修学旅行受け入れ好調" を引用します。

  伊豆高原ペンション協同組合(高野宣一理事長)の教育旅行(修学旅行)受け入れ事業が好調
 だ。「ペンションならではの温かい応対が認めてもらえるようになってきた」と同組合。本年
 度は37校・6717人が利用を予定している。修学旅行は5月から6月にかけてがピーク。
 組合に加盟する各施設では、中学生たちのにぎやかな声が絶えない。
  同組合の教育旅行受け入れ事業は平成9年にスタートした。初年度の利用は1校。年を重
 ねるごとに利用校を増やし、前年度には35校の約6千人が利用するまでに成長した。主体
 中京方面の中学校で、1泊目を東京、2泊目を伊豆高原とするパターンが主流だという。
  山と海を抱えて体験工房も多い伊豆高原だけあって、体験学習のメニューは豊富。海での
 「スノーケリング」、「海釣り」、「イルカ・クジラウオッチング」、「干物作り」、高原で
 の「パラグライダー」、「動物飼育体験」、「ミカン狩り」、工房での「陶芸」、「ガラス
 エ芸」、「オリジナル香水」、「銀細工」など30以上が用意されている。
  現在、同組合に加盟する施設は27軒。利用人数に応じて各施設が分担して引き受ける。
 オーナーの一人は「感受性の強い子供たちと交流することは、こちらにとってもすごく楽し
 い」と語った。到着後に簡単なゲームなどをしながら自己紹介をしあう「ふれあいタイム」
 を設けるなど、親密な関係を築くための工夫を凝らしているという。
  愛知県の稲沢市立祖父江中学校(山内晴雄校長)の3年生248人も先日、修学旅行で伊豆
 高原を訪れた。山内校長は「一昨年に続き二度目の利用。いろいろな経験を持つオーナーの
 皆さんと接することで、子供たちの視野が広がる。もちろん伊豆高原の自然環境も大きな魅
 力」と語った。
  伊豆急・伊豆高原駅で開かれた退村式で生徒代表の吉田奈央さんは「ここで学んだことを
 今後の自分の人生に生かしたい」と語った。ペンション側を代表して「マーガレット」の加
 藤正二さんが「よい思い出をたくさん作ってもらえたら、私たちもうれしい」とあいさつし
 た。
  同組合の修学旅行担当理事の一人は「1泊という短い時間の中で、生徒一人ひとりが何か
 しらの感動を持ち帰ってもらえるよう、今後もこれまで通り子供たちを見守り気遣い、そし
 て交流していきたい」と語った。

  地元の新聞(伊豆新聞)の一面に晴れがましく載っていました。他のペンション・グループ
 や民宿などでも受け入れをしていたり、受け入れが決まっているケースもあるので、実数は
 もっと多いです。記事は奇麗ごとだけですが、それ以外のことや状況を見聞きすると、どう
 なのかな〜なんて。閑散期の対策として地域の経済にもおおいに貢献しているので、部外者
 がケチをつけたら村八分かな…。

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TEL 0557-45-4711   〒414-0051 静岡県伊東市吉田911−8
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